2008年11月20日

ヤマナシ


秋の散策で奈良へ
透明な青空を染める銀杏の黄色
何度訪れても染み込む景色。

タクシーを止めて堂々と横断の
子鹿の白いお尻のハート型を
見ると追いかけたくなるのは
私の中の野生?

緑の池を覗き込んだ紅葉は
その美しい真っ赤を
静かな水面に映し込んでいます。

足下にはピカピカのどんぐり。
あっ、小さな山梨も!

お気に入りの銀河柄の手ぬぐいをひろげ
子どもへのお土産に何個か拾う。

案の定、お土産は大喜び!

手ぬぐいごと匂いをかいだ子どもは
「こんなに小さいのにいい匂いがする」

その言葉を聞いた時、
宮沢賢治の童話『やまなし』を
ぼんやり思い出した。

川に落ちて来たやまなしのいい匂いを
水の底でカニの親子が喜んでいた。